0から覚えるリフォーム

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トイレのドアが内開きになっている場合は外開きにリフォームしよう

トイレのドアは、住宅の場合、外開きが基本となっています。一方、公共施設のトイレは内開きとなっています。内開きの場合、ドアはその部屋の内側に向かって押すように開きます。廊下側に開いてしまうと、廊下を歩いている人に当たる可能性もあるためです。公共施設の場合は、使用中か空室かの区別をしやすくする、という意味合いもあるようです。しかし、住宅のトイレの場合は、外開きが主流になっています。そのため、廊下を歩いている人がいる場合は、当たってしまう場合もでてきます。それにも関わらず、ドアを外開きにするには、ある理由があります。それは、もし内開きにしていると、トイレの中で倒れた際に、倒れている人の体が邪魔で扉が開けられず、助けることができなくなってしまうからです。トイレは、脳溢血などを起こしやすい場所でもあるため、緊急時にも対応しやすい工夫が必要だと言えるでしょう。

バリアフリーが重要視

しかしながら、築年数の古い物件では、トイレのドアが内開きになっているケースが少なくありません。床に水を流して掃除ができるよう、一段下がっているトイレも多く見受けられたのです。一段下がっていることで、ドアでスリッパを引っ掛けることもなかったため、比較的スムーズに使えたのでしょう。時代の流れと共に、バリアフリーが重要視されるようになりました。段差もなく、外開きのドアが付いたトイレにリフォームされるケースも多くなってきたのです。また、リフォームをする際は、その他の選択肢も視野に入れるようにしましょう。例えば、引き戸にしたり、折れ戸にしたりしても、使いやすいトイレにすることができます。間取りや予算などに応じて、最適なプランを立てるようにしましょう。